2009年04月30日

中国重慶市ではトラ、オオカミなど7種の野生動物が絶滅

 中国ニュース通信社の記事によると、中国の重慶で行われてきた野生動物の生息調査の結果、トラ、オオカミ、チベットガゼルの3種類の獣類と、スズガモ、ナベコウなど4種類の鳥類が「絶滅」と認定されたとのこと。専門家によると、森林破壊が進み、食物連鎖が断たれており、トラやオオカミなど生態系で上位に位置する大型獣類が生存する空間はすでになくなっているとのことだ。

 日本政府、日本版のグリーンニューディール政策である『緑の経済と社会の変革』の 中で、第六章 緑のアジアへの貢献 ということでアジア地域での自然と人との共生活動をうたっている。しかしながら、日本のことを考えるならば、アジア全体へと手を広げるよりもまずは中国に注力すべきだろう。中国の砂漠化を防ぎ、クリーンエネルギーの普及を実施することは、結局は風下にある日本の環境に大いにプラスの影響を及ぼすはず。逆に中国の環境破壊をこのまま放置すれば、その影響は日本にも深刻な影響を与えるはずだ。

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2007年04月01日

タスマニアタイガーの撮影に成功?

タスマニアタイガー、別名でタスマニアオオカミとも呼ばれる。フクロオオカミとも。

1936年に動物園で死亡したのが最後となって、絶滅腫と言われてます。

その後も目撃情報はあるようですが、確証はいまのところはないようです。それが、2005年に撮影に成功したというドイツ人がいるとか。いろいろ疑惑はあるようだが、本人達は証明してみせると、ビデオ撮影に臨むようです。もしこれがみつかれば、紀伊半島の山奥でニホンオオカミもなんてちょっと期待してしまうかな。

タスマニアタイガーの撮影に成功と主張、豪州で論争
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2007年02月26日

ニューヨークの川にビーバーが

200年ぶりにニューヨークの川にビーバーが戻ってきたとか。

生物学者は「ビーバーの人口は増えているが、生息地は縮小している。ニューヨークの川で今後はもっとその姿が見られる可能性がある」


とのことだが、川がきれいになったから戻ってきたのだと楽観していいのだろうか。棲息域が狭まりしかたなくニューヨークにやってきたということはないのだろうか。

ビーバーが200年ぶりに出現と、ニューヨークの川に(CNN.CO.JP)
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2007年01月16日

北海道の野生動物復元プロジェクト

少し前の北海道新聞の記事に、札幌円山動物園の再生計画のようなものについての報道があった。旭山に比べて入場者数が低迷する円山では、

1 動物のエサ代を負担する市民に、触れ合い体験の機会などを提供する「アニマルファミリー制度」の導入
2 オオワシなど道内の希少種を保護し野生復帰させる「北海道の野生動物復元プロジェクト」の取り組み
3 同園近くの円山原始林などと一体となった地域づくりを目指す「円山動物公園構想」

という3つを推進していくとか。1は多摩動物園でも似たようなことやってますね。気になるのは2番でしょうか。こういうのが、本来の動物園の重要な機能なんじゃないかとも思ったりする。

ちなみに、知り合いが円山動物園を舞台にした絵本を描いているので紹介しておきます。

おばけのマールとまるやまどうぶつえん
けーたろう (著), なかい れい (イラスト)
出版社: 中西出版 (2006/03)
ISBN-13: 978-4891151478
価格: ¥ 1,260 (税込)

おばけのマールとゆきまつり
けーたろう (著), なかい れい (イラスト)
出版社: 中西出版 (2006/12/8)
ISBN-13: 978-4891151577
価格: ¥ 1,260 (税込)



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2007年01月11日

書評『モビィ・ドール』

じつは私はヘミングウェーの白鯨を読んでいないので、モビィー・ディックは知らなかった。

御蔵島はいまではドルフィンスイミングで有名ですが、そこを舞台にした物語。本のなかでは御蔵島ではななく巌蔵島となっていますが。

内容はAmazonの紹介など参照してもらえればと思います。自然環境の保護、保全といったことを考えたときに、まったく人間が干渉しないという「真っ白」と、それとは正反対で積極的に干渉というか開発をおこなっていくという「真っ黒」があるとしたら、あなたは自分のポジションはどの辺りにあると思うでしょうか。

私は白に近いグレーかなぁと。じつはこれ、大学時代に恩師や学友と飲んでいるときに恩師から「君はグレーだね。かなり白に近いグレー」と言われたのですが、後から考えてもたしかにそうだなぁと思っている次第。

この本の内容も、自然環境と人間の付き合い方のグレーな部分を表現していると思います。自然、野生というものとの人間の距離感をどうとっていけばいいのか。そんなことをあらためて考えさせてくれるのではないでしょうか。

オルカが好きな人も、イルカが好きな人ももちろんお勧めですが、そのほかの野生動物が好きな人もぜひ読んでみてはいかがでしょうか。登場人物の背景もそれなりに興味がそそられるので、飽きずに一気に読めると思います。


モビィ・ドール
熊谷 達也 (著)
出版社: 集英社 (2004/12)
ISBN-13: 978-4087747362
価格: ¥1,785 (税込)


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2006年12月22日

ツキノワグマ捕獲5000頭

今年捕獲されたツキノワグマは5000頭にものぼるとのこと。このうち9割が駆除された。環境省の予測では、生息数は1万頭あまりということはじつに半数近くが殺害されてしまったことになる。

このままいけば、数年のうちに絶滅危機状態に確実になりそう。

白神などの特定の地域だけにしか棲息しない動物になれば、あとは自然に減っていくのを見守るしかないのか。

★奥山放獣を理解するのにおすすめの本
相剋の森
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