中国ニュース通信社の記事によると、中国の重慶で行われてきた野生動物の生息調査の結果、トラ、オオカミ、チベットガゼルの3種類の獣類と、スズガモ、ナベコウなど4種類の鳥類が「絶滅」と認定されたとのこと。専門家によると、森林破壊が進み、食物連鎖が断たれており、トラやオオカミなど生態系で上位に位置する大型獣類が生存する空間はすでになくなっているとのことだ。
日本政府、日本版のグリーンニューディール政策である『緑の経済と社会の変革』の 中で、第六章 緑のアジアへの貢献 ということでアジア地域での自然と人との共生活動をうたっている。しかしながら、日本のことを考えるならば、アジア全体へと手を広げるよりもまずは中国に注力すべきだろう。中国の砂漠化を防ぎ、クリーンエネルギーの普及を実施することは、結局は風下にある日本の環境に大いにプラスの影響を及ぼすはず。逆に中国の環境破壊をこのまま放置すれば、その影響は日本にも深刻な影響を与えるはずだ。